ビーズと私の好きな  モノ・コト
by mici_no_suke
about mici
ビーズアクセサリーの
デザイン・制作を手がけつつ
フリーランスのライター&
スタイリストとしても活動中
好きなモノ・気になるコトを
綴っていきます

*ビーズアクセサリーの
お取り扱いは下記にて‥
CINQUIEME-サンキエーム-


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やわかい‥?

タイトルのように「?」をつけてしまうと、やわ=弱いのかい?になってしまう
のだが、それじゃいかんだろー。やわ=柔らかいんだよね‥って、なんのこと?
これのことです ↓ ‥(笑)
c0135864_17483054.jpg
母が、食材や日用品を頼んでいる生協のカタログを眺めていたら、裏起毛の
作業用手袋が載っていて、冬の庭仕事にちょうどいいかな、と頼んでみたのだ。
寒風吹きすさぶ時期のつるバラの剪定・誘引などは、まじ手がかじかむから‥。
で、届いた手袋が「グリップ抜群」で「すべりにくい」やわ‥‥破れやすい、
んじゃ困るんですけど(笑)。
思わず広辞苑を引いてしまったのだが「やわい」と「やわらかい」は出ていた
けれど「やわかい」はなかった。誤植、あるいはどっかの方言? ‥くすくす。
c0135864_18213679.jpg
なかみはこんなの ↑ でした。フィット感よし。裏起毛はそれほどモフモフ
していないので「めっちゃあったか」かどうかは使ってみないとわからない。
どぎつい色はね‥園芸用品ってシックな色だとなくす確率が高いから(剪定
鋏とか雑草抜きとか、これまでもいくつかなくした‥)しょうがないのです。
ま、手袋をなくすことはまずないけれど(笑)。
注文していたバラの2年苗が今日届いたから、週末にさっそく使ってみよう。
以上、愉しい園芸の時間でした〜。
by beads-mici | 2014-10-23 18:35 | 日々のこと | Trackback | Comments(0)

『華麗なるジャポニスム展』を観て、想ったこと。

うわうわ‥10月ももう半分ちかくが過ぎてしまった。二週続けての台風直撃で
被害を受けたみなさまにはお見舞い申し上げます。我が家はその都度、薔薇の
支柱を補強したり、庭にある脚立や植木鉢などを仕舞ったりとそれなりに対策を
していたのだが、昨夜の大風でゴミ箱の蓋がいっこ、行方不明になった。
どーこに吹っ飛んでいってしまったのだろう‥。
そしてこの台風騒ぎは、景気が回復しない言い訳にまた使われるのだろうな。
もちろん関西ではJRが早々と運休を決めたり、デパートが早仕舞いをしたりと
連休の賑わいに水をさしたことは事実だが、でも天候不順は景気 ↓ の要因の
ひとつではあるが、主たる原因ではないだろう。要するに政策が‥と、おっと‥
今日はそんなことを書きたいのではなかった。

c0135864_16484248.jpg
ほぼ一ヶ月前の砧公園。やはり数日雨が続いたあとだった。深い緑が美しい。
‥今は紅葉がきれいなんだろうな。

c0135864_16513679.jpg『ボストン美術館 華麗なる
ジャポニスム展』を観に行ったのだ。

展覧会のサブタイトルに「印象派を
魅了した日本の美」とあるように、
19世紀後半から20世紀初頭にかけて
欧米に浮世絵や掛け軸、陶磁器や金
細工などの美術工芸品、そして扇子や
団扇、簪などの日用品までが流れこみ
その独特の構図と色遣い、装飾模様が
西洋の芸術家たちの美意識に変革を
もたらした‥のだそうだ。
ボストン美術館所蔵のモネ、マネ、
ドガ、ロートレック、ゴッホなどの
作品と、そのインスピレーションの
源となった浮世絵などを対比させての
展示は、なかなかに興味深かった。


実はすぐにレポートを書かなかったのは、そのとき(今読んでいる本とからめて
なにか書けないかな)と思ったためで、小一月うにゃうにゃ考えていたのだが、
結局上手につなげられないみたいだ(笑)。なにを読んでいたのかというと‥
平川克美氏の『グローバリズムという病』(東洋経済新報社)。
ちょうど第2章の冒頭 “「グローバル人材」と「ダイバーシティ」の流行” と
いう小見出しのついたパートの一節を読んで(そーだそーだ)と思っていた
ところだったので‥ちょっと長くなるが引用してみようか。

 〜そもそも、金太郎飴のような同じ顔をした、世界のどこでも通用するグロー
 バル人材なるものと、環境適応のための生物の棲み分けをあらわす多様性とい
 うものが同じ企業社会で要請されていること自体、これらの言葉がただの流行
 の現象であることを明かしているようなものだ。グローバルと多様性は、ほと
 んど反対概念といってもいいほど隔たった考え方なのだ。グローバリズムは、
 国家間の障壁をなくす方向に動いている。一方、国民国家とは、発展段階、地
 勢、文化、伝統などそれぞれの違いを認め合い、尊重し合うという地域間の合
 意から生まれた。〜

日本が国を閉じていたあいだに培われた独特の美意識が、西洋の芸術家に衝撃を
与えたという事実。少し前にレポした明治期の超絶技巧工芸品 こちら(*)
また、欧米のコレクターによって収集され、さまざまに影響を与えたという。

もちろん、逆もある。たとえば私の場合。ジュエリーに興味があるからさまざま
な展覧会(や海外の美術館も時には)を観に行って、びっくりして、しかし
どうしても肌に合わないのが “遺髪” を使った喪に服するためのジュエリー。
初めて観たときはぞぞっとしたし、確かにきれいだし、故人を身近に感じて
いたいという感性もわかるけれど、なんかね〜。

それはともかく、そうした文化や伝統に根ざした美意識を大切にしたいと想って
みると、たとえばファストファッションなんて全然魅力を感じない。
「グローバル化しようぜ!」の掛け声のもと日本をミニアメリカ(=金太郎飴)
みたいにして何が面白いのだろう‥ね。

c0135864_18581476.jpg
これは『ジャポニスム展』のグッズになっていたぽち袋。もとはベルギーの
出版社が企画したポストカードだそうで、ジルベール・コンバズという人の
版画(かな?)。「四大元素」というタイトルで、蝶=空気、波=水、鯉=水、
花と富士山=火なのだそうで、三つしかないよ‥というのは置いといて(笑)
カッコいいじゃないか。
今、ランドセルが欧米で流行っているとのことだ。これだって日本の文化伝統を
お洒落な大人がファッションアイテムとして注目しているわけで、成熟した
(しつつある?)我々の社会‥文化も経済も‥をもっと大切に、慈しんで育てて
行くべきではないかなー、と想ったのであります。

うーむ、やっぱり前出の本とは上手につながらないが、第7章 “グローバリスト
が振りまく恫喝的言説” という小見出しのあるパートの一文‥読んで思わず
吹き出してしまった‥を紹介しておこう。お薦めの本ですよー。

 〜こういう、風が吹けば桶屋が儲かるみたいな恫喝的言説は、一見合理的に聞
 こえるのだが、仔細に検討してみると、ずいぶん怪しげなもので、風が吹いて
 桶屋まで吹き飛ばしてしまったみたいなことにならなければいいと思う。〜
by beads-mici | 2014-10-14 19:40 | 日々のこと | Trackback(2) | Comments(0)