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デザイン・制作を手がけつつ フリーランスのライター& スタイリストとしても活動中 好きなモノ・気になるコトを 綴っていきます *ビーズアクセサリーの お取り扱いは下記にて‥ CINQUIEME-サンキエーム- カテゴリ
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イタリア風・アイスバイン
アイスバインとは、そもそもドイツの伝統料理である。
それがなぜイタリア風なのか、というと‥。 昨夜 “かたまり肉を豪快に喰らう会”(略して “肉会” )が開催された。 言い出しっぺは友人であるナゾの貿易商。しばしば外国へ出かけ、何かを 売るか買うかしているらしいアヤシイ男(笑)。その彼が「かたまりの肉を 食いながら美味しいワインを飲みたい」と言い出し「豚のすね肉がいい! アイスバインにしよう」ということになった。 ならば、ドイツ料理店を探そう、 とならないのが我々(って私とツレ)のヘンテコなところで、行きつけの イタリア料理店のシェフに「アイスバイン作って〜」と頼んだのだった。 若いころはフレンチの修行もしていたシェフだが、最初はさすがに「それって ドイツ料理、ですよね‥」とうろたえた?ご様子。そこを「いいの、いいの。 かたまりのお肉をどーんと置いて、わしわし食べたいだけだから! お願いっ」と 押し切り、日時の予約までしてしまった。(だけだから‥って、まったく〜)と 多分内心困惑したであろうシェフが、しかしいろいろ調べて作ってくれたのが 豚のすね肉が昨夜の予約には間に合わず、仔牛になったのだが、それ以外は 伝統的な調理法に則ったもの。 そう、ピックル液という漬け液 (塩と砂糖、それに香味野菜や 各種スパイスの入った液)に 1週間以上漬け込み、のちに ボイルする。芯まで柔らかく なったお肉はほろほろとほぐれ しっとりとした舌触り。そこに ぷりぷりのゼラチン質の部分と さらには骨の髄まで掻きだして あわせていただいたのだ。 も〜、極上の美味でした! 実はナゾの貿易商氏は、昨日の 午後ヨーロッパから戻った ばかり。ワインはミラノから、 生ハムと(写真はないが) チーズはデュッセルドルフ、 鴨のペーストはパリから、と テーブルの上は、さながら 欧州美味めぐりの旅。 もちろんシェフにも全部 味見をしていただきました。 もうひとつ、驚愕だったのが チーズで、匂いが苦手で 私が絶対食べられないブルーチーズが、食べられたのだ! あのツン、とした 刺激臭(臭‥と言いたくなってしまいます。でもこれがたまらんのよね〜という 人もいるのだけど)強い香りが、そもそもしないのだ。だから食べられた。 そして青いカビの部分からは、ぴりっとしたスパイシーな刺激がひろがり、 それが逆にチーズのまろやかさにアクセントを添えてくれる。 「え〜〜っ? これ、ほんとうにブルーチーズ? 美味しいではないか」と、 やはり苦手にしていたという友人Kちゃんと感激していたら「そうだよ、 できたての新鮮なのは臭くないんだよ」とのこと。あらまー、今まで私が何度も トライしては「やっぱりだめ〜」と涙目になっていたブルーチーズなるものは、 何だったんだろう。単に古いだけ? あ、熟成した、とも言うのかー(笑)。 さて、イタリア風・アイスバインを食べたい方は イタリア料理店 “ヴィノテーク” TEL.03-5370-9117までご予約を。 お肉の手配と、漬け込み期間を入れると半月前ぐらいには頼まないとダメかも。 その前に、うちはイタリア料理ですから‥と言われるかもしれませんが‥。
by beads-mici
| 2008-05-02 17:34
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