ビーズと私の好きな  モノ・コト
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ビーズアクセサリーの
デザイン・制作を手がけつつ
フリーランスのライター&
スタイリストとしても活動中
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公開シンポジウム『帰還困難区域で生きる牛が教えてくれるもの』

東大の構内で迷子になったのは先週の土曜日。‥早いなあ、もう一週間経って
しまった。似合わぬ場所(笑)をなぜウロウロしていたのかというと『福島第一
原発事故 帰還困難区域で生きる牛が教えてくれるもの 〜農家と研究者たちの
挑戦から見えてきた未来〜』というシンポジウムを聴講に行ったのだ。

私めが、力およばずながらも応援を続けている「一般社団法人 東京電力福島
第一原子力発電所の事故に関わる家畜と農地の管理研究会」(長いので以下
「研究会」と略)が主催するシンポジウムは、今回が3回目。
1回めの記事は(こちら *)2回目は(こちら*)

c0135864_1214925.jpg前回は受付を手伝ったのだが、
約2年におよぶ調査・研究の
経過を公表する今回のシンポ
ジウムは一聴講者として参加。
というのも、基調講演をなさっ
た写真家で東京工芸大学教授の
広川泰士氏の講演をどうしても
聴きたかったから。
「研究会」のコーディネータを
している友人から「誰かいい
人いないかしら」と相談され、
自分なりの柔らか人脈(笑)を
辿っているうち広川氏が94年に
全国の原発53基(当時)を撮っ
た写真集『STILL CRAZY』を
出していることを知ったのだ。
かつて私がファッション雑誌の
編集をしていたとき、しばしば
お仕事をお願いしていたのだが
知らなかったなー。
というわけで、シンポジウムの
主旨にも合うのではないか‥とお願いしたところ、トークセッションという形で
なら、と快諾いただけたのだった。
c0135864_154252.jpg
東大医学部・教育研究棟の最上階にある講堂はロビー部分も広くて、広川氏の
『STILL CRAZY』と、そこから抜粋した作品も展示できた。
c0135864_1562196.jpg

c0135864_1574264.jpg

広川氏の講演は、写真を見ながら司会の岩手大の佐藤先生と東大の村田先生が
20年も前に全原発を撮影しようと思い立ったきっかけや、撮影時のエピソードや
感想を伺うという形で進行。
印象的だったのは村田先生の「事実を積み上げていく科学者と風景を切り取る
写真家の姿勢は似ている」という質問に「もちろん写真に主観は入ります」と
した上で「この作品群は原発への賛否は別にして、ニュートラルな視点で
なるべく客観的に撮影した」と答えられたこと。また、定点観測という手法は
写真と社会のかかわりという点で有効な手法で、たとえばあと30年後に誰かが
同じアングルで撮ってくれたら興味深い作品になるとも話されていた。

第Ⅱ部の研究発表は、それぞれの先生の専門に沿って多彩だった。
高度汚染地域における総合調査では、空間線量と土壌放射能を細かく測定し、
牛の行動軌跡の分析から農地や林地の放射性物質の動態を検証したり、また
被ばく線量の季節変動を調査。草地・林地のストロンチウム汚染状況を牛により
モニタする手法の模索や、染色体分析による低線量持続被ばくの遺伝的影響の
評価など、さまざまな切り口での調査・研究が発表された。
さらに、放射性物質の体内動態と季節変動や、精巣組織における放射線量と
精巣構造の関係の調査、白班の病理・疫学調査など、ある程度結果の出たもの、
まだ原因が確定せず調査を続けなければならないものなど、長〜くなるので
詳細は割愛するが農家さんと先生方、地元の獣医さんたちの努力に頭の下がる
思いをあらためて深くした。

その農家さんたちも登壇しての第Ⅲ部の総合討論の前に、実はどうしても
行かなくてはならない別件の時間が来てしまい、最後まで居られなかったのが
とても残念。(迷子になったのは、このとき‥焦って道を間違えたのだー。)
このディスカッションの様子や、各研究の抄録などを「研究会」のFBにあげて
もらえないだろうか。というか手伝うから載せようよ、と提案すればよいのか‥。
暑いのダメ〜な私は、夏のあいだは可能な限り(笑)引きこもっているから、
原稿をまとめるお仕事ならいつでもできます。
私だけではなく興味を持たれている方のためにきっと役に立つ‥かな?
スタッフのみなさま、いかがでしょう〜。
by beads-mici | 2014-08-02 16:14 | 3.11~ 震災そして原発のこと | Trackback | Comments(0)
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