ビーズと私の好きな  モノ・コト
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街の除染はできない‥‥多分。

『たね蒔きジャーナル』というラジオ番組がある。MBSという大阪(か京都?)
のラジオ局のニュース番組で、かなり硬派。どのぐらい硬派かというと、
フクシマ原発の事故情報を恒常的に扱い、京大原子炉実験所の小出裕章氏への
インタヴューをほぼ毎回流している。硬派、というより反骨と言ってもよい
ぐらいの姿勢だ。関西だからできることなのかなぁ。

‥と紹介が長くなったが、本題。その『たね蒔きジャーナル』が8/29の回で
放射性物質の「除染」について特集をしていた。福島市渡利地区での除染モデル
事業で放射線の測定をした神戸大学大学院・山内知也教授の話を訊くかたちで
進められたのだが、山内教授は「今のようなやり方ではきちんとした除染は
できないと思ったほうがよい」と語っておられる。うむ、やっぱり‥と私は
思ったのだが、なぜか。

昨日、原発周辺の「緊急時避難準備区域」の指定が解除されたが、前後して
多くの自治体が除染をして住民を戻す、という方針を出している。
しかし、その自治体‥というか行政からマスコミまで‥世の中の多くの人々が
「除染」に抱くイメージが簡単すぎるように思うのだ。
これは事故の当初、飛散する放射性物質から身を守るために言われていたこと
とも関連すると思うのだが、‥思い出してみよう。
放射性物質の細かな粒子やそれがくっついたチリは風に乗り、あたかも花粉の
ように流される。基本は屋内避難だが、やむを得ず外出する時には(特に雨の
とき)コート、帽子、ゴーグル、マスクなどを着用し、万が一肌や髪についたと
思ったらシャワーなどで洗い流す、など基本的な防御法が紹介されていた。
これらから私たちがイメージするのは「放射性物質とは花粉のようにサラサラ
して、はたけば落ちる」というもの。もちろんそうした一面もあるだろう。
だから高圧洗浄水での洗い流しなどが有効と思われているのだが、しかし山内
教授の報告によれば、現状はもはやそうではなくなっているらしい。

イメージで言えば「サラサラ」から「ねばねば」へ。街を汚染している放射性
物質は、たとえばコンクリートやアスファルト、屋根瓦などの表面の小さな穴に
入り込みくっついてしまっている。庭などの土の場合、すでに数センチ下まで
染み込んでいる。つまり「ねばねばとこびりついて、こすってもすぐには
落ちない油汚れ」みたいになっているのだ。
実際、山内教授の経験では、デッキブラシでごしごしこすりながら高圧洗浄水を
噴射するのを7回ぐらい繰り返して、やっと空間線量の数値が下がった現場も
あったとのこと。「ちょっと水で洗ったぐらいでは、汚染は取れませんね。
そもそも計測をちゃんとしないで、やみくもに掃除をしているだけ、みたいな
ところが多すぎる」と教授は語っておられた。

「除染」の目標をどこに置くのか。事故前の数値レベルに戻すのか。そこまで
は求めず、なんとか我慢できる数値で妥協するのか。重点的に除染すべき学校
などの点での除染ではなく面としての除染が可能なのか。そうした目標がなく、
従って方法論もあいまいなまま、みんなで「おそうじ」だけを頑張っている。
街を、面としてきちんと除染するには、たとえば道路は舗装を剥ぎ取り、新たに
舗装し直す。側溝などのコンクリート製の構造物は取り替え。屋根の瓦はすべて
張り替え、建物のコンクリートの壁なども表面を削る。土の部分は庭だろうが
公園だろうが何センチ分かを削り取る。街路樹や植え込みは切り倒す。
‥要するに、街をまるごと作り替えるぐらいのことをしないと真の意味での
「除染」は不可能とのことなのだ。

山ならもっと大変だ。たまたま今日の新聞に農水省の発表として、落ち葉を
取り除けば空間線量は2〜5割低減するから効果的という記事があったが、
半分だけでしょ、減るの。たとえば雨が降ったら、残った放射性物質はまた
里の方に流れ落ちて来る‥と、ごくふつうの常識ある人なら思わない?
自衛隊は、実弾射撃用の演習場などを整備するとき人海戦術で木を切り倒し、
下草を刈り、苔を岩ごとひっぺがす‥かどうかは知らないが(笑)とにかく
必要なエリアを草木の1本も残っていない丸裸状態にしちゃうのだそうだ。
そのぐらい徹底しないと、山林の除染は不可能‥。残念ながら福島県を演習場
銀座にするなら別だが、緑豊かな里山の除染はできないし、多分中途半端に
手をつけたりしない方がよいのではないだろうか。

国も東京電力も、フクシマ原発事故を小さく小さく見せようと腐心している。
山内教授によると「住民を避難させると経済がだめになるから、除染して
戻すのです」と言い放った自治体の幹部もいるらしい。
街でも山林でも雨が降ったら濡れるところのすべてに、ある程度の濃度の放射性
物質が「こびりついている」‥そんなイメージを私たちは持って、自分たちの
暮らしを守る手段を考えなければならない。好むと好まざるとにかかわらず、
私たち日本に暮らす者はそんな環境に身を置かざるを得ない時代なのだ。
悲しいが、しっかり現実を見て、考えよう。

『たね蒔きジャーナル』の番組をリンクしてみました。よかったら聴いてみて。(*)
by beads-mici | 2011-10-01 10:52 | 3.11~ 震災そして原発のこと | Trackback | Comments(0)
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