ビーズと私の好きな  モノ・コト
by mici_no_suke
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湯布院への旅:part 2

タイトルに、湯布院「への」旅と書いて(うーむ)と考えてしまった。
まあね、日常から離れるわけだから旅ではあるのだけれど、道中のあれこれを
愉しもうという気はほとんどなく、もう『玉の湯』へまっしぐら。
着いたら着いたで観光などいたしませぬ。なるべく宿から出たくない(笑)。
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だってね、こんなにすてきな庭があるのだから。 ↑ はテラスからの眺め。
さすがに寒くて(南だからあったかいだろう‥と勝手に思って行ったのだが、
湯布院は盆地なので冬は寒いのだそうだ。雪が降ることもあるとか‥)長くは
居られなかったが、宿のご主人の「庭は雑木林に」という方針が見事なまでに
具現化されている。
湯布院への旅:part 2_c0135864_1647545.jpg
前回、春に訪れたときはさまざまな緑の重なりがほんとうにきれいで、
その中を庭師の方がすっすっと歩きながら、さり気なく手入れをされていた。
父の作る “ジャパニーズ・ナチュラルガーデン” をちょっとだけ手伝って
いるからわかるのだが、雑木林は放っておくとほんとに「雑」になってしまう。
植物の育つ早さとか茂る範囲とか、それぞれに異なるので(どーして言うことを
聞いてくれないのっ)というのはしょっちゅう。『玉の湯』では野の花の畑を
持っていて、こまめに植え替えなどしていると聞いたのだが、それって優雅に
湖面をすべる白鳥が水面下では必死?で足掻いているのと同じようなことなの
ですね。その苦労を感じさせない自然さがまたすごいところで‥何時間でも
ぽ〜っと眺めていられる庭なのだ。

とはいえ、散歩ぐらいはいたします。なぜなら‥
湯布院への旅:part 2_c0135864_1785893.jpg
これが、朝ごはん。ツレ曰くの「うちの夕食ぐらいだね」は言い得て妙。
焼き魚にお豆腐、野菜の一皿二皿はまさに我が家の晩ごはん(笑)。
写ってはいないが、これに卵料理と具沢山のお味噌汁なども付いているのだ。
ツレはごはん三膳食べてたよ‥。ゆえに腹ごなしのお散歩は必然!なのだ。

湯布院への旅:part 2_c0135864_17243687.jpg山の上のほうにあるホテルに
向かって、とことことことこ
ひたすら‥しかしゆっくりと
登る(なにしろ時間は、時間
だけはたーっぷりあるから。)
かなりきつい急坂もあり、
‥え〜、そんなときは‥写真を
撮ったりして‥息を整えながら‥
で、よい運動になる(笑)。

しかしこの国の長い不景気を
感じざるを得ない光景もあり、
この紅葉のきれいな建物や、
他にもそこここに「売り地」
という看板が立っていた。
誰かなんとかしてくれい‥。
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温泉地なり。
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そして冷えこんでいたのがわかるだろうか。道からも湯気が‥。

湯布院への旅:part 2_c0135864_17455511.jpg
ゆるゆると、登りきったところにあるのが『無量塔』というホテル。
むらた、と読むのだが、これからもわかるようにちょっとおすまし‥のホテルだ。
そこのティールームでお茶をいただきました。
お酒のように見えるが(笑)否、ノンアルコールよ。ツレが頼んだ笹のエキスと
グレープフルーツのジュース(左)が美味しかった。私の葡萄のサイダーは‥
ちょっと甘め。ケーキを、とってもとっても食べたかったのだが、ぐっと我慢。
なにしろお腹をぺこぺこにしておかないと豪華な晩餐が愉しめないから‥。
その二日めの夕食や、観光はしないと言いながらちょっと覗いたら面白かった
美術館の話などは、また次回。
by beads-mici | 2010-11-20 16:52
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